ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第7章 ひなのを襲う恐怖②
~ひなのの病室~
「ハァハァ…ケホッケホッ……ッハァ……ッハァハァ………」
神崎「ひなちゃん!ひなちゃんわかる?」
ひなの病室には、すでに神崎先生が駆けつけていた。
ベッドから落ちて発作を起こすひなを見つけたまこちゃんが、たまたま廊下にいた神崎先生を呼び止めてたらしい。
「ひな!」
宇髄「神崎、何があった?」
神崎「わかりません。まこちゃんが見つけた時はこの状態で。点滴の漏れ方見てると、5分も経ってないはずなんですけど。」
「ハァハァ…ケホッケホッ……ッハァ…ハァハァ………」
「ひな!ひな!」
「ケホケホッ…ハァハァ…ゲホゲホッ…ごめ……なさぃ…ハァハァ…ッハァ……」
「おい、ひな起きろ!」
工藤「ひなちゃん!起きて!」
みんなが声をかけてると、ひなの目がうっすらと開いた。
「ハァハァ…ゆ…ケホケホッ…め……ッハァ…ッハァ…」
「…夢?なんか夢見てたのか…?」
「ゲホゲホゲホッ…ハァハァ…ッハァ…ッハァ………」
「ひな?ひな!?寝るな、起きろ!」
一瞬目を開けたものの、ひなはまたすぐに意識を飛ばしてしまった。