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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第58章 言葉の刃

-工藤side-




〜食堂〜




今日は朝からひなちゃんが大変だった。

当直明けなのに朝も昼も食べず、結局もう15時前。

宇髄先生はもう上がれって言ってくれたけど、ひなちゃん心配だしと思ってメシだけ食べに抜けてきた。




「あら〜、工藤先生。今日はまたたくさん食べるのね〜。どうしたの、オペでもあるの?」




と食堂のおばちゃん。

もう腹減り過ぎて、今日はカツ丼に唐揚げ定食、おまけにラーメンも選んでやった。

俺がガッツリ食う時は、エネルギーが必要な時か不足してる時。

だから、オペの前後はこのくらい食べたりするが、今日はひなちゃんのことが気がかりすぎて燃料切れ。

それに、なんとなくこの後もエネルギーが必要になりそうな気がしてる。




「いえ、当直明けで朝も昼も食べれなくて。」



「んまぁ〜、腕が良くてハンサムなお医者様は忙しくて大変ねぇ〜。ご飯、いつもより盛っといたわよ!」




と相変わらずなおばちゃんから受け取って、窓際の席に座る。

さすがにこの時間なんで人もまばら。




「いただきます。」




と静かに手を合わせて、唐揚げを口に放り込んだ。


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