ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第58章 言葉の刃
「はぁ〜、疲れた〜。ねぇ、ちょっと聞いてっ!」
…ん?
食べ始めて5分ほど。
背後から聞き覚えのある声がして、耳のセンサーが反応する。
「なに〜笑?またなんかあった〜?あの子のこと?」
「そうそう。栗花落ひなの。今日もやらかしてくれたのよ。笑」
間違いなく姫島だ。もう1人は同僚か?
やらかしてくれた…って、なんの話が始まるんだ…。
まぁいい。向こうは俺に気づいてないみたいだし、ちょっと話聞いとくか。
とメシを食いながら姫島の話に意識を向けた。