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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第59章 まだ始まらない恋の始まり

-ひなのside-




〜ひなの病室〜




シュッ、シュッ、シュッ、シュッ…



…この音、血圧測る音?

もしかして、姫島さんかな…。

わたしの身体、今病室のベッドの上だもんね。

目を開けるのはやめとこう。



あぁ、嫌だな。

お願い、早く終わって…。




藤堂「ひなちゃん熱上がってそう?」




あ、藤堂先生もいる。

姫島さんの前で聴診されるの嫌だな…。

と思ったら、



…っ!!



おでこに乗せられた大きな手。

これは間違いなく、五条先生の手。




五条「うーん、少しだけ。8度4分くらいです。」



藤堂「思ったほどは上がってないね。よかった…。」



宇髄「工藤、寝てる間に注射打ってやれるか?難しそうなら起きてから。」



工藤「えーっと…。あ、いけますいけます。ここから刺せば大丈夫です。」



神崎「さすが〜。」




あれ…?

黒柱がみんないるの?
姫島さんの声しないし、先生たちだけ?



って、五条先生の手、ずっと頭に乗っかったまま…。

誰かが腕も掴んでる。



お願い、その手…


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