ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第60章 治療再開
コンコンコン___
「ひな、おはよう。具合どうだ。」
あ、五条先生…//
藤堂先生の回診中、五条先生が来てくれた。
しんどい間、たくさん五条先生の顔を見た気がするのに、ずっとぼーっとしてたから記憶が曖昧。
熱が下がり出してからは、五条先生来なかったから久しぶりに会う。
「もう大丈夫です。ご飯も食べれます。たくさん迷惑かけてごめんなさい。」
「なんで謝るんだ。りさ先生も言ってくれただろ?今回のことは俺たち病院側の責任だ。」
熱が下がって食事を取れるようになったころ、りさ先生が病室に来て、姫島さんのことを私の責任だってすごく謝ってくれた。
その後は蒼先生まで来て、病院長として申し訳なかったって。
あんな風に頭を下げられるなんて、することはあってもされることはなくて少し戸惑った。
「でも、わたしが屋上に行かなかったら、薬もお水で飲めてたら、こんなことになってなかったかもしれないから…」
藤堂「ひなちゃん、今回だけは本当に気にしなくていいよ。何度も言うけど、僕たちの責任だからね。でも、もし次ひなちゃんが脱走したら、その時は怒る。笑」
「は、はい…。」
うぅ…、そりゃそうだよね。