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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第60章 治療再開

-五条side-




「ひな…」




ひなの心はどこまでも澄み切ってる。

悪意なんてもんは存在してなくて、どこまでも馬鹿みたいに純粋で真っ直ぐ。

そして、いつの間にか少し大人にもなってる。

そんなひなが愛おしくて愛おしくて仕方ない。

気づけば、またひなのことを抱きしめてた。




「ご、五条先生…っ//」




相変わらず照れた声で、顔は見えてないがきっと真っ赤なんだろう。

ぎゅっとした瞬間、微かにピクリとして固まって、なのに、少しして迷いながら背中に腕を回してくる。

かわいすぎて仕方ない。




「そんな風に考えられるんだな。ひなは良い子だな。ひなみたいな良い子は見たことない。」



「そ、そんなことないですっ…//」



「早く元気になって欲しいな。俺は、またひなと家で過ごしたいんだけどな。」



「それはわたしも…、早く退院して五条先生のご飯が食べたいし、学校にも行きたいです。」



「うん、そうだな。そのためには…、また治療頑張らなきゃな…。」



「…え?」



「治療。もう前回の治療から3週間経ってるんだ。さすがに治療しないと、ひなのお腹が持たない。」


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