ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第62章 4年に一度のBirthday…
「ありがとうございます。こんなにプレゼントもらって、本当にいいんですか?」
「もちろん。気にいると思うぞ。開けてごらん。」
と言われ、紙袋をよく見ると憧れだったデパコスのブランド名が。
そして中には、ハンドクリームとキラキラパッケージがかわいいピンクのリップが入ってた。
「これ、わたし欲しかったの…!!なんで知ってるの…!?」
「ん〜?まぁ、寝言で言ってたから。」
「えぇ!!嘘、恥ずかしい。でも、本当に本当にありがとうございます。今までの誕生日で1番幸せです。」
「ひな、これからもよろしくな。素敵な16にしよう。」
とまた五条先生にハグされて…
「さて、ひな早く薬飲まないと。飲んだら風呂な。」
ってお誕生日の魔法は解けちゃったけど、
恋の魔法は、次の日もその次の日になっても、ずっとずっと解けないままだった。