ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第63章 苦い思い出
「後で飯食いながらってこういうことだったんですね。五条先生がお昼食べながら電話してくれるってことかと。」
「今気づいたのかよ。健診終わったら一緒に食べようって朝話しただろ。本当にお前は…」
「ごめんなさい。それにしても、突然の電話は心臓に悪いです。あの着信音を聞いてると心臓縮むかと思いました。」
「えっ?発作起きたのか…?」
「え?発作?」
「心臓、縮むって痛くなったのか?」
「え?あ、違いますよ。驚いただけです。電話の着信音聞くと、なんかどうしようってなっちゃって苦手だなと思って。」
「あぁ、そういうことか。それで出るの遅かったのな。今の子は電話苦手ってよく聞くけど、ひなも現代っ子か。で、ひな何食べる?」
と話してると藤堂先生が来た。