ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第63章 苦い思い出
藤堂「ひなちゃんクラスは何組だった?A?」
「あっ!そうなんです、A組に入れたんです!入院中試験受けれなかったのに、藤堂先生のおかげです。ありがとうございました。」
藤堂「いいえ。でも、これはひなちゃんが頑張った結果だよ。入院中も身体起こせる時はずっと勉強してたの知ってるしね。で、修学旅行の話、詳しく聞かせてくれる?」
「あ、はい!」
と言って、かばんからプリントを取り出して先生たちに見せる。
「アメリカか北海道選ぶのか。なるほど、ひなはアメリカ行きたいんだな。」
「え?」
藤堂「ふふっ。図星だね。さすが五条先生、ひなちゃんのことなんでもお見通し。」
と、藤堂先生…っ//
「で、でも、やっぱり無理ですよね。北海道でも遠いのに。」
藤堂「5泊…、フライトあるから現地で4泊か。9月…、うーん……」
藤堂先生も五条先生も考え込んでる。
やっぱり、わたしはアメリカなんて無理だよね。