ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第64章 大事な生理
「…な、…ひな。」
「ん…」
「ひな、大丈夫か?」
肩をトントンされて起きると五条先生が帰ってきてた。
「…ん?ぁ、五条先生…」
「ひな帰ってからずっと寝てたのか?」
「ぁ、そうみたぃ…ねむくって…。何時ですか…?」
「もう22時だぞ。」
「…えっ!?」
学校が終わって家に帰ったのが16時前。
6時間も寝てたことに、さすがに慌てて目が覚める。
「宿題してない!!ご飯も用意してない!!お風呂も洗ってない!!まだ制服!!」
「落ち着け。とりあえず今熱測ってるから動くな。」
と言われて、よくやく脇に体温計が挟まってることに気づいた。