ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第64章 大事な生理
ピピッ…
「7度2分か。まぁ寝てたのもあるけどな…」
「わたし…、今から病院ですか…?」
「いいや。すぐに行かなくても大丈夫だ。定期健診あるし、生理終わるまで様子見よう。ただ、貧血がな〜…」
とわたしの目をめくりながら呟いてる。
「気持ち悪くないし、フラフラもしてません。」
「それならいいけど、ひな今日ずっと眠かっただろ?」
「はい…」
「身体も怠いだろ。やっぱり明日は学校休め。俺も仕事休みだから、一緒にゆっくりしよう。」
「でも、生理なんかで学校休むなんて。」
「あのな、ひな。生理をなめるな。普通の人でもしんどいのに、ひなの身体はデリケートなんだからなおさらだ。そもそも、生理でなくてもしんどい時は無理しない。」
「はい…」
「ご飯、少しだけでいいから食べられるか?薬は飲んどかないとダメだから。」
「でも、わたし何も作ってないし、お米研いですらなくて…」
「そんなこと気にするな。あるもので適当にすればいいんだから。うどんならすぐ出来るからうどんにしよう。俺作るから、ひなはこのままゆっくりしとけな。」
と手際よく作ってくれて、美味しそうなうどんが出来上がった。