ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第64章 大事な生理
まずは椅子に座って問診から。
「ひなちゃん生理きたってね。4月の23から29日か。ちょうど1週間だな。」
「はい。」
さっき、藤堂先生の診察で答えた情報…と言ってもほとんど五条先生が伝えてくれてたけど、宇髄先生の手元にもあるみたい。
さすがです…。
「最後に来たのは…去年の7月、手術前だったか。結構久しぶりだったな。」
「はい。」
「量はどうだった?多かった?」
「量…は、えっと…」
「前と比べてどうだったかはわかる?」
「覚えてないです…」
「ナプキンどのくらい使った?1日で何回変えたかな?」
「え、えっと…、何回かな…」
藤堂先生には生理の間の身体の調子を聞かれたけど、宇髄先生には生理そのもののことを、次から次へと具体的に聞かれる。
自分のことなのに、わたしはちっとも答えられない。