ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第65章 不安定な情緒
「グスン…グスン…」
「もう泣くな。」
「うぅ…ごめんなさぃ…」
五条先生は今日お休みだったらしい。
なのに、病院に連れて来てもらったから休みをつぶしちゃった。
それも申し訳なくて涙が止まらない。
「どうせ家にいるつもりだったんだ。休みの日にひなとこうして一緒にいれるんだからいいだろ?」
「うぅ…わたしが悪いから優しくしないで…」
「なに言ってんだ。鬼の俺の方が好きなのか笑?ほら、もう大丈夫だからちょっと寝ろ。」
そう言って頭を撫でてくれる五条先生の手が心地よくて心地よくて。
目を閉じて少しの間眠りについた。