ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第66章 内科病棟
「注射になるのが嫌で隠そうとしたんだろ?まったくひなは…」
「うぅ……グスン、ヒック……薬、飲むからっ…グスン、グスン…ヒック……」
藤堂「ひなちゃんもう泣かないで。まだ注射にするって決めてないから。明日もう一度お薬飲んでみて、また副作用出ないか様子見てから決めるよ。ね?」
「飲んだらまた気持ち悪くなる…ぅぅ…グスン……」
「もうどっちなんだよ。笑」
藤堂「やっぱり相当気持ち悪かったんだね。かなり戻したでしょ?脱水になりかけてるから点滴するね。」
「ヒック…ヒック……ぅわ〜ん…‼︎」
「も〜、ひなぁ…。ほら、よしよしよし…やっぱり今日は朝まで一緒にいよう。な?だからもう泣かないよ。俺ここにいるから、ゆっくり休むぞ。」
「うぅっ…ごじょぉせんせぇ…ヒック…ヒック……」
そしてこの後、わたしは五条先生に抱き抱えられたままたくさん泣いて、そのまま五条先生の腕の中でぐっすり…