ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第70章 嘘と隠し事
「ひなー?ちょっとおいで。」
ん?
そんな朝食後、歯みがきをしてリビングに戻ると、ソファーに座る五条先生が手招きしてる。
って、なんかステート持ってるんだけど…
「なんでしょうか…?」
言いながら近づくと、
「やっぱりしんどいだろ?ちょっと熱測れ。」
と手首を掴まれたと思ったら、ソファーに座らされて、体温計を渡される。
「いや、わたし本当にしんどくないです。」
「いいから。とりあえず測りなさい。」
うぅ…
そう言われて、渋々体温を測ってみると、
「あ、ちょっ…」
わたしが何度だったか見る前に、体温計を取り上げられた。