ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第73章 ホームパーティー
他には、わたしと夏樹くんの受験の話なんかも。
工藤「ひなちゃんは家でずっと1人で勉強してるの?」
「はい。」
工藤「えらいな。夏樹は家でじっと勉強なんて出来ないから毎日塾だ。」
夏樹「塾でも真面目にやってんだからいいだろ。ひなのみたいに賢くないのは認めるけどさ、そろそろ俺の伸び代くらいは褒めてくれよ。」
神崎「ははっ。でもまぁ、確かに夏樹の伸び代はノワール1かもね。EからAに上がった人は見たことないからさ。」
藤堂「200位だった子が30位になったのは確かにすごいよね。褒めてあげよう。」
夏樹「…っ、なんだよ。いきなりマジで褒めるなよ。」
って、自分で言ったくせにちょっと照れる夏樹くんがおもしろい。
「ふふっ。」
「ひな、お前も3位だからって笑ってる場合じゃないぞ。国語の成績なんとかしろ。国語だけだとひなも30位くらいだぞ。」
「うぅ…」
宇髄「ひなちゃん国語はどうしても苦手か。笑」
「そうみたいです…。だって、I love youを月が綺麗ですねって訳するんですよ?なんで月が綺麗なの…?日本語は本当にわかりません。難しいです。」
「それは日本語の問題じゃないだろ…」
「え、なんで?国語で習ったのに。」
「ひな、俺のこと本当に好きなのか…?」
「えっ?な、なんでいきなりそんなこと聞くんですか…!」
「…いや、なんでもない。どうせならもうずっとそのままでいろ。変な男の甘い言葉に引っかかることもない。」
「えっ??どういうこと??」
『はははっ。』
となぜか先生たちに笑われてしまったところで、