ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第74章 ぶどうジュース事件
そして、お風呂から上がってリビングに戻ると、食事は終わったのか先生たちはソファーに座ってお酒を飲んでた。
さすがに顔も赤くなって、お風呂に入る前よりさらに仕上がった感じ。
そんな先生たちを横目に、お水を飲もうとキッチンへ行こうとしたら、
「ひなぁ〜。」
「ふぇっ!!?」
突然、五条先生に後ろから抱きしめられた。
ごごご、五条先生っ!?
「ひなぁ〜、かわいいなぁ〜。いい匂いする〜。」
…っ///!!!
え、なななにっ!?
五条先生、めっちゃ酔っ払ってる!?
ほんのり体が火照ってて、耳元にかかる吐息も熱を帯び、お酒の匂いがふわっと香る五条先生。
抱きしめられてると言っても、もたれ掛かられてるに近いくらいだらんとして、ぎゅっとされてて、わたしは軽くパニック。
すると、
神崎「あぁー!もう、五条先生!!」
藤堂「ほらほら、悠仁!ひなちゃんびっくりしてるよ。」
って、神崎先生と藤堂先生が五条先生の腕を解いて引き離してくれた。
「あぁぁ、あの…っ//」
神崎「ひなちゃん大丈夫?もー、五条先生酔っちゃっててさ〜。一定量飲むといつもこうなるんだよ。」
「そ、そうですか。わたしはだだっ、ダイジョウブです…!」
藤堂「うん、大丈夫じゃないね笑。悠仁はこっちでなんとかしておくから、ひなちゃんとりあえずお水飲んでおいで。お風呂で身体の水分抜けてるからね。」
「は、はい!お水、飲みますっ!!」
と言って、スタタタッとキッチンへ。