ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第74章 ぶどうジュース事件
工藤「夏樹〜?なにでかい声出してんだどうした〜。」
夏樹「ちょっ!!ひなのがワイン飲んだぁっ!!」
『…え?』
夏樹くんの一言に、部屋の中が一瞬で静まり返る。
でも、それも1秒くらいのことで、すぐに五条先生がこっちへ飛んできて、
「ひな、飲んだのか?」
と、わたしの手首を掴んでグラスを取り上げた。
「ぇ、ぁ、あの…」
「これ飲んだのか?」
「の、飲んじゃった…」
「はぁ!?」
わたしは手首を掴まれたまま、引きずられるようにリビングへ。
そして、お尻が跳ねるような勢いでソファーに座らされた。