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病院の風景

第8章 身体を清潔に

両足を拭き終わった後、黒田は、拭いたタオルを台車に乗せ、使っていないタオルを絞ると石川を見て、一瞬時間に間が空いた。

石川は、

「この辺りも拭いた方が良いですか?」

と言って、ベッドに座った状態で自分の股間の辺りを手で示した。

黒田は、

「そうですね!身体の中で一番汚れるのはその辺りですから…。拭く間、私カーテンの外へ出ていましょうか?」

と言った。石川は、

「看護師さんは、こういうの見慣れていますよね?」

と言うと、黒田は、

「陰部を綺麗にするのも看護師の仕事ですから、仕事としてよく見ますので、特に看護師の方は気にしませんが、患者さんのプライバシーもありますから、そのへんは、患者さんの意思に従います。ですが、石川さんは覚えていないかもしれませんが、尿道のカテーテル抜いたの私ですから、一度見ています。見ていますって言い方も変ですが…。」

と言った。石川は、

「あー、手術した次の日でしたね!そうですよね!僕も特にそういうの気にしませんので、そのままいてくれて大丈夫です。」

と言い、石川はパンツを下げた。石川の股間は力なく垂れ下がっており、陰毛は上の方が剃られている。

石川は、黒田からタオルを受け取ると、自分の股間にタオルを当てグリグリと拭いた。それを見た黒田は、

「あー!それでは綺麗にならないです!」

と笑いながら言った。そして、

「陰部は、もう少し丁寧に…。」

と続けて言った。石川は、

「タオルで拭いたことないので、ちょっと要領が…。」

と言うと黒田は、

「差し障りなければ私が拭いて差し上げますが…。身体を拭く目的で重要なのは、陰部やお尻の清潔を保つことがですから…。」

石川は、

「良いですか?すみません、お願いします。」

と言った。



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