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夏休み思い出作りセックス

第1章 その子は、どんな子?

僕は、その子をまじまじと見た。
普段、よく話しかけてくるその女子の容姿を、考えたら僕は今まであまり注視していなかった。
《なんだか、背のちっちゃい、こまい子だなー》
という印象。

「セックスしてみよっかー」
と言われて、僕は初めて、その子のようすをじっと観察した。

その子の名前は、やよい、という。漢字では、弥生と書く。
僕と同じ、中3。
身長は、低い。僕はそのころ165センチ。やよいは、クラスでは低いほうから3番目くらいで、150センチ無いと思う。
ただ、やよいは、そんな低身長なのに、まるでお母さんみたいな雰囲気。その雰囲気の源は、その顔の形や、カラダの肉づきにあった。
顔はやや縦長なんだが、頬がぷくっと膨らんでいる。髪はけっこう長いが、頭のてっぺんやや左寄りにちょんまげみたいにくくっている。
そして半袖のTシャツから出ている両腕は、とにかくムッチムチ。とてもちっちゃい両腕なんだが、肉づきがすごいのである。
カラダも、短パンの腰尻の辺りや太ももを見ても、やはり肉付きが良い。タプタプのムチムチである。
しかし、やよいは、ぜんぜん太っていない。ほどよいムチムチ感なカラダつきだった。

やよいのキャラは、ほんとお母さんである。とにかく優しいし、相談に乗ってくれるし、そして肝も座っている。しかも、僕のほうから何も言わないのに、察して声をかけてくるし。

ただ不思議なことに、同学年の男子たちの間でやよいのことはまったく話題に登らない。
僕が
「あの子、すごい親切なんだよね、まるでお母さんみたいな」
と言うと、他の男子から
「え?」
みたいな表情をされた。
「あの子、まったくしゃべらない、超おとなしい子じゃん」
という男子もいた。

とにかく、そういうやよいから突然の、セックスしてみようという申し出。
僕は、正直、喜んだ。
理由は、2つ。
1つは、夏休みになってから性欲が毎日激しくて、女子とセックスめちゃくちゃやりたいといつも思っていた。
もう1つは、やよいが、かわいい女の子だったから。
ただ、もちろん戸惑いもあった。
なにせふだん、お母さんみたいに思っている女子である。いわば、友だち。そんな女子とセックスなんて、想像もつかない。

「恋人設定しよ?」
やよいの提案。
セックスの間だけ恋人同士という設定でいこうというわけだ。
それは、いい。僕はOKした。

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