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先生、出ちゃうよ

第5章 検査結果と新たな治療

ん、、ん、、、?

なんかおまたへん、、。

何だろう?あれっここ私の病室?

成瀬「おっ!由奈、目覚ました?」

そう言って私の視界に入ってきたのは成瀬先生だった。

成瀬「由奈起きるんだったら導尿しないでリハビリすればよかったなぁ、、」

なんて言いながら私の頭を撫でる。

由奈「せんせぇ、今、導尿してるの?」

成瀬「うん、由奈が寝てる間にやってあげれば楽かなぁと思ったんだけど、、」

寝起きの導尿はすごく恥ずかしい。

先生は私の陰部を丁寧に拭きながら話す。

成瀬「由奈、昨日の治療、覚えてる?」

由奈「うん、、、。」

成瀬「これからもあんな感じの治療をしていく必要があるんだ。」

由奈「、、、、。」

成瀬「どうした?由奈?」

由奈「先生、もう、由奈できない。すごく恥ずかしいしやりたくないの。」

成瀬「、、。由奈、、。それは先生も同じ。由奈にあんな辛い治療はさせたくないしやらなくて済むならやりたくない。でも、由奈がこの治療をやらないせいでもっと酷い目に遭うことになるなら先生、心を鬼にしてでもやらなきゃいけないんだ。
由奈には幸せになってもらいたいから、、、。」

そんなこと言われたらわがまま言えないじゃん、、。
ずるいよ、せんせぇ、、。

成瀬「あと、由奈に大切なお話ししておかなきゃいけないんだ。昨日やった治療みたいなこと、由奈一人の時にもやりたくなることがあるかもしれない。これは由奈の多感症っていう病気も関係してるから仕方ないことなんだ。でも、絶対一人でやらないで!慣れてない由奈が一人でやったら意識を飛ばすどころではないかもしれない。だからもし、そういう気持ちになったら、俺でもいいし、看護師さんでもいいし、もちろん工藤先生でもいい。誰でもいいから呼んでみて!分かった?」

由奈「うん、分かった、、。」

成瀬「じゃあ、ゆびきりげんまんね!」

先生とゆびきりした後、久しぶりに2人でお昼を食べに屋上に向かった。

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