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異世界転生しなくても美女とハーレム

第4章 高校時代の委員長

一旦、自分の部屋に戻り、絹絵の残り香を落とすべくシャワーを浴び、由美の部屋へコールしてみた。

私の心配を他所に、由美は起きて待っていてくれた。
電話越しに由美の不満げな声がする。

何とかなだめると、私は持参したコンドームを握りしめて由美の部屋へと急いだ。
八人も関係した女性が一緒に泊るのだ。誰かとこういう事態に陥ることも考えられた。

そのため、準備はしていたのだ。



「原田さんと、したの?」部屋に着くなり、由美に咎められる。

「ああ、あの場合、仕方なかったんだ」

「まあ、久しぶりに会ったんだし、仕方ないか……、わたしの分は残ってる?」

「もちろんだとも、もう若くはないが、あと二~三回はできるさ」

実際、相手が変わればリセットされる。私は既に臨戦態勢だった。


「一夏と別れたのって、三年生になってからよね?」

「そうだな……」

私たちは、昔話をしながら、お互いの浴衣の襟を露わにする。

「なんで分かれちゃったんだろう? 何か、よく覚えてない……」

由美の白い胸元に、キスを繰り返すと、彼女は喉をそらせて甘い声で鳴いた。

「僕も、由美も若かった、いや幼かったんだよ……、ちょっとしたきっかけで関係が崩れる」

「ウフフ、そうね、でもここは相変わらず元気ね、一回使った後なのに 笑」

由美の手が私の下半身に伸びていた。私と別れた後、何人の男を触ってきたのか、手慣れている。

「由美が相手だからだよ」

「まあ、口が達者なのも変わってない。

ねえ、コンドーム、持ってないでしょ? わたし、用意してたのよ。
一夏とこうなる事を期待して」


「奇遇だな、僕も用意してたよ。 由美を抱くために」

これ以上、言葉はいらない。

私たちはベッドへとなだれ込んだ。


……部屋の中に、由美の乱れ切った喘ぎ声が大きく響いた。




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