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異世界転生しなくても美女とハーレム

第5章 アキバの地下アイドル

「あう!」

敏感な部分を、パンツの上からとはいえ、若い女の子の白い指にツンツンされて、私は思わず声を漏らした。


「く、栗原さん、なにを?」

「クスクス、冗談ですよ、冗談 笑」

そう言うと、麻理は私のお得意の意味のない"グッジョブポーズ"をしてみせた。
しかも、満面の笑顔をトッピングさせて。

(ま、負けた……)

これが敗北というものなのだろうか、私は人生で初めて挫折を味わった気がしたが、清々しい気分だった。

麻理の笑顔は、そのくらいの価値があった。



「さあ田中さん、ふざけてないでチャッピーになってください」

ステージの方から開幕を知らせるアナウンスが聞こえてくる。


いよいよ、私のステージデビューだ。









第一ステージが終了し、いよいよ私の出番になろうとしていた。

インターバルの間に、観客を飽きさせないために第三ステージに登場するアイドル達が出てきて私と戯れるのだ。

第二ステージの後は第四ステージ出演予定のアイドル

そして、第三ステージの後は第一、第二ステージに出演したアイドルが務める。


だいたい一ステージ当たりの出演アイドルは五~六人程で、皆が14歳~18歳までの少女だという。

この幼気な少女たちと合法的にキャフキャフできるとあって、私のボルテージは観客以上に爆上げしていた。


「さ~、チャッピー、行くよ!」

第三ステージを務めるアイドル達のリーダーと思しき少女が私の手を握ると、ステージへと引っ張って行く。

さすが、地下とはいえアイドルだ。リーダーはかなりの美少女だった。

こんな可愛い子と手を繋げるのは良いが、着ぐるみ越しなのが残念でもあった。


良く分からないがノリノリの音楽が鳴り響き、アイドル達は短いスカートをヒラヒラさせながら踊っている。

中には、私の大好きな巨乳の子もいて、ゆっさゆっさと胸を揺らしながら踊っているではないか。

(これは、セクハラしない手はない)




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