異世界転生しなくても美女とハーレム
第6章 天敵あらわる
「ぼ、僕の奥さんのことなんて、どうでも良いじゃないか」
「えー、だって"綺麗な人"なんですよね?
興味あります。
それに、わたしの好きな人の奥さんも凄い美人なんです」
「そ、そうなんだ、でも、どうしてそんな人を好きなの?」
なんとか話題を変えたいが、ことごとく麻理の術中にはまってしまう。
「わたし、その人に会った瞬間に、ビビーって電気が走ったんです。
そう言うことありません? 加恋さん」
「そうね、わたしも経験あるわ」
そう言うと、加恋は切なげな視線を私に向けた。
「ですよね。
だから、参考に聞きたいんです。 田中課長に」
「なにをだい?」
「そんなに綺麗な奥さんがいても、他の人と、その……、もし不適切な関係になるとして、それって、遊びですよね?」
これはキツい。麻理のターゲットは相変わらず加恋なのだ。どうやら、徹底的に打ちのめす気でいる。
ここにきて、私は麻理の新たなスキルに気づく。それは……、
無慈悲。
自分にとって邪魔な存在は無慈悲に打ちのめす。それが麻理のスキルだ。
「麻理ちゃんは、遊びだと分かっていても、その人と付き合いたいの?」
「わたし、その人に振り向いて欲しいけど、それは遊び相手としてじゃなくて、真剣に愛して欲しいです。
田中課長は、もし浮気相手ができたとして、その人の事を真剣に愛せますか?」
「えー、だって"綺麗な人"なんですよね?
興味あります。
それに、わたしの好きな人の奥さんも凄い美人なんです」
「そ、そうなんだ、でも、どうしてそんな人を好きなの?」
なんとか話題を変えたいが、ことごとく麻理の術中にはまってしまう。
「わたし、その人に会った瞬間に、ビビーって電気が走ったんです。
そう言うことありません? 加恋さん」
「そうね、わたしも経験あるわ」
そう言うと、加恋は切なげな視線を私に向けた。
「ですよね。
だから、参考に聞きたいんです。 田中課長に」
「なにをだい?」
「そんなに綺麗な奥さんがいても、他の人と、その……、もし不適切な関係になるとして、それって、遊びですよね?」
これはキツい。麻理のターゲットは相変わらず加恋なのだ。どうやら、徹底的に打ちのめす気でいる。
ここにきて、私は麻理の新たなスキルに気づく。それは……、
無慈悲。
自分にとって邪魔な存在は無慈悲に打ちのめす。それが麻理のスキルだ。
「麻理ちゃんは、遊びだと分かっていても、その人と付き合いたいの?」
「わたし、その人に振り向いて欲しいけど、それは遊び相手としてじゃなくて、真剣に愛して欲しいです。
田中課長は、もし浮気相手ができたとして、その人の事を真剣に愛せますか?」