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変態ですけど、何か?

第11章 淳也

まだ悩んでいる淳子の足元に、あたしは正座した。

「淳子さま、あたしを折檻してください。お願いします」

床に頭を擦り付けた。

恐る恐る、淳子の足があたしの頭を押さえつけた。

「ホントにいいの?」

「はい、淳子さま。覚悟は出来ています。あたしのバッグに色々入ってますので、よかったらそれで折檻してください」

意を決したように、淳子の足があたしの頭を蹴った。
もちろん、力加減は考えてくれていた。

でも、あたしは大袈裟にひっくり返って見せる。
少し、脚を開き気味にして、スカートの中が見えるように・・・。

「お願い、します。淳子さま」

淳子が、目で了解を伝えてきた。

「立ちなさい!」

淳子の声が飛ぶ。

「はい、淳子さま」

立ち上がりかけたあたしの髪を淳子が掴んて、思い切り引っ張る。

「何をノロノロしてるのよ!」
強烈な往復ビンタがあたしの頬に炸裂した。

打たれた所がジンジンする。

でも、あたし、
もう濡れてきてる!

「ごめんね、淳子」
わざとあたしは、タメ口で言ってみる。

「誰に向かって話してるの!淳子さまでしょ!」

そして再び、往復ビンタ。

「きゃああっ!」

めちゃめちゃ痛い!
でも、気持ちいい!

「里帆!バッグの中のもの、テーブルの上に出しなさい。
里帆がどのくらい変態か、私が見て上げるから」

いい調子。
その要領よ。

あたしを蔑んで、痛め付けてね。

「はい、淳子さま」

あたしはバッグの中身を並べていく。

洗濯バサミ、待ち針、革のベルト、ロウソク、線香、ロープ、懐中電灯、イチヂク浣腸・・・・。

並べながら、これ以上ない羞恥があたしを襲う。



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