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不倫研究サークル

第13章 それぞれの道

美栞は「キスしてほしい」と言ったのだが、目を開けたまま、じっと僕を見つめている。

「ミカン先輩、では、いきますよ。 目を閉じてください」

「目を閉じると、どうやっているのか見えません」

(う!? たしかに、キスをするとき、目を閉じなければいけないという決まりはない)

僕は仕方なく、そのまま美栞の顎に手を添えると、唇を近づけていく。美栞が微かに震えているのを感じる。

唇が触れると、美栞は「ぅんっ」と小さく吐息を漏らした。チラリと様子を伺うと、目を閉じている。


僕はそのまま、舌を差し込み、チロチロと彼女の舌に絡めてみた。

すると、美栞は僕にしがみついてきて、身体をジタバタと動かし始めた。

「ミカン先輩、大丈夫ですか?」

美栞は、肩で息をしている。明らかに動揺してる様子が伺えた。

「大丈夫じゃありません。 これが普通なのですか?」

「な、なにか変でしたか?」

「いえ、刺激が強すぎて……、心臓が爆発しそうなくらいドキドキしてます」

そう言うと、美栞は僕の手を取り、自分の大きな胸にあてた。温かい感触が手のひらに伝わり、僕はもう抑えが利かなくなる。

自分でも異常に興奮しているのが分かる。僕はやはりオッパイ星人なのだろうか?

「ミカン先輩、このまま始めます。 痛かったりしたら、言ってください」

美栞のTシャツをたくし上げると、白い大きなふくらみが露わになる。眩しいくらいに輝いて見えた。

「森岡。 アナタ、やっぱりオッパイ星人ですね」

「す、すみません」と言いながら、僕はブラのホックを外した。

「きゃっ」美栞が驚きの声をあげる。

「アナタ、今、片手でホックを外しましたね?」

僕は、佳那や綾乃、それに愛莉と関係を結んでいくうちに、女性の服の脱がし方も上達していた。

僕が服を剝がす度に、美栞は、「やっ」、「ぁん」、と声をあげる。

「森岡のスケベ、なんで? そんなに上手に脱がせるの?」

女性の準備を整える方法も、佳那に散々、教わっている。

綾乃も愛莉もだが、準備が整うと目がトロンとして上ずった表情になる。美栞も同様の表情になっていた。もちろん、確認すると十分に準備はできている。

そろそろ頃合いだとみて、僕は最後の確認、心の準備は良いか確認をする。

「ミカン先輩、いきますよ?」

「はい、なんだか……、はやく欲しいです」




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