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不倫研究サークル

第4章 生意気なJC

先日、何気なく撮った写メが役に立つとは、僕は小梢に感謝の気持ちでいっぱいになった。

だが、せっかくのカードだ。有効利用しなければならない。

「そんな、他人に簡単に見せられるものじゃないな~」

チラリと陽菜を見ると『なによ』と言った表情になっている。

「そうだな、陽菜ちゃんのカレシの写メと見せっこしようじゃないか」

「えー、なんで、ワタシが見せないといけないの?」

「当然じゃないか、ギブアンドテイクさ、僕だけ見せるのは不公平だろ」

「ま・さ・か、中学3年生にもなって、ボーイフレンドの一人も居ないなんてことは、ないよな~」

これは、賭けだ。僕の直感は陽菜にカレシはいない、だ。これを餌に勉強をさせるつもりだった。



「な、なによ……ワタシ、モテるんだからね」

(うん、うん、そうだと思う)

「だ、だから、一人に決められないだけなのよ、居ないんじゃなくて決められないだけ」

「候補はいっぱい居るんだから……それに、受験生だし……」


「まあ、所詮は子供だ、そんなところだろ 笑」

「でも、特別に見せてやっても良いぞ」

「ホントに?」

陽菜が目を輝かせる。

「ただし! ちゃんと僕の授業を受ける事! 陽菜ちゃんが行きたい行きたくないは、関係ない。 僕は君の成績を上げるために来たんだから」


「分かった……ちゃんと勉強するから、見せて」

(フンっ、所詮は子供だ。 僕の勝ちだな)

僕は、小梢と撮った写メを見せた。

「う……そ……」




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