悪魔から愛されて
第14章 嫌な予感
健斗の動画が送られて、どれくらい時間が経ったのだろう…
私は、同じ場所から動けずにいた…
余りのショックからなのか、涙もでない…
感情がストップしてしまった…
息をしているかどうかもわからない…
窓の外の色が変わり始めた…
もうすぐ日の出なのか、少し明るくなって来たようだ…
その時、私の携帯が鳴りだした。
着信は健斗だ。
…怖い…
祈るような気持ちで電話に出た…
「…恵美…俺…こんな時間に…ごめんな。」
「健斗…」
その声は、間違えなく健斗の声だ…
押さえられていた感情が爆発したように
涙が溢れて流れ落ちる…
「俺、何から話して良いか、わからないけど、目が覚めたんだ…」
「…えっ…どういうこと…」
「恵美に、あの女が動画を送っただろ…あの後、目が覚めたんだ…気づいた時、俺はあの女にしゃぶりつかれていて、驚いたよ…」
「…でも、どうして…健斗は薬か何かで眠らされたのじゃ…」
「…うん。…信じて貰えないかもかもしれないけど…夢を見たんだ…」
「…夢…?」
「そう。夢に悪魔が出てきて、俺を殴って起こしたんだ。恵美を悲しませるなって…」
「…悪魔って…」
「…信じないよな…でも…助かったよ。」
「…良かったね…」
「これから、急いで帰るから…」
「でも…3日間が約束でしょ。」
「大丈夫だ。あの女が俺を陥れるために、全部映像を撮ってたんだ。あいつのしたこと全てが映ってる。これを先方の会社に渡してやるよ。」
「気をつけてね…」
「…大丈夫だよ。もうホテルは出て空港に向かっているんだ…」
「…健斗…」
「…ごめんな。こんな思いさせて…」
私は、同じ場所から動けずにいた…
余りのショックからなのか、涙もでない…
感情がストップしてしまった…
息をしているかどうかもわからない…
窓の外の色が変わり始めた…
もうすぐ日の出なのか、少し明るくなって来たようだ…
その時、私の携帯が鳴りだした。
着信は健斗だ。
…怖い…
祈るような気持ちで電話に出た…
「…恵美…俺…こんな時間に…ごめんな。」
「健斗…」
その声は、間違えなく健斗の声だ…
押さえられていた感情が爆発したように
涙が溢れて流れ落ちる…
「俺、何から話して良いか、わからないけど、目が覚めたんだ…」
「…えっ…どういうこと…」
「恵美に、あの女が動画を送っただろ…あの後、目が覚めたんだ…気づいた時、俺はあの女にしゃぶりつかれていて、驚いたよ…」
「…でも、どうして…健斗は薬か何かで眠らされたのじゃ…」
「…うん。…信じて貰えないかもかもしれないけど…夢を見たんだ…」
「…夢…?」
「そう。夢に悪魔が出てきて、俺を殴って起こしたんだ。恵美を悲しませるなって…」
「…悪魔って…」
「…信じないよな…でも…助かったよ。」
「…良かったね…」
「これから、急いで帰るから…」
「でも…3日間が約束でしょ。」
「大丈夫だ。あの女が俺を陥れるために、全部映像を撮ってたんだ。あいつのしたこと全てが映ってる。これを先方の会社に渡してやるよ。」
「気をつけてね…」
「…大丈夫だよ。もうホテルは出て空港に向かっているんだ…」
「…健斗…」
「…ごめんな。こんな思いさせて…」