テキストサイズ

悪魔から愛されて

第18章 愛している人



あなたの肌に直接触れたい…
私はワイシャツのボタンを外して、龍崎さんの胸に口づけた…




「…恵美…本気なのか…まだ引き返せるぞ…」

「もう…引き返すことは…ありません…」

「…全てを…失うぞ…それでも良いのか…」




「一つだけ…もしも…お願いを聞いて貰えるならば…健斗には私より可愛い彼女を、用意してください…幸せになって欲しいの…」




「…わかった…それで本当に良いんだな…」





これが、私の運命なら…
前世からの運命なら…
逆らえないことは、最初から解っていた…
あなたに会った時から…解っていた…



龍崎さんに熱く見つめられる…
それだけで溶かされていく…
あなたの眼に燃やされてしまいそう…



私は自ら着ていた服を全て脱ぎ捨てた…

「…めぐ…恵美…お前…」

少し動揺している龍崎さんの首に腕をまわして口づける…

応えてくれる唇…

熱くて吐息が漏れる…

「…はぁ…あぁ…はぁ…」

龍崎さんも片手で私を支えながら、自分の服を脱ぎ始めた…

深い…深い口づけに…呼吸も止まりそう…
苦しい…でも熱くて…もっと欲しくなる…




この感触…
ずっと欲しかった感触…
私を満たしてくれる感触…


あなたの唇の形も…
舌の感触も…
歯列の感触も…
夢の中と同じです…



龍崎さんは私を抱き上げベットにそっと下した。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ