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｢だからって、アンタね……｣


｢大森さん｣


にぃにと、にぃにママの口論に母が口を挟んだ。



｢もしね、大森さんが良いなら、私は敬人くんを預かっても良いのよ？｣


｢ほ、本気？　　コイツ、本当に手がかかるのよ？｣


そう言って、またにぃにの頭をパシッと叩いた。


｢大丈夫よ、私は敬人くんを気に入っているんだから！　可能なら、みりかの勉強もみて欲しいわ｣



うげっ、それは勘弁頂きたい…。



｢わかった。それが居候させて頂く条件よ。　アンタのせいでみりかちゃんの成績が悪くなるようなら、速攻新しい家に連れて行くからね？｣


｢了解致しました…｣


｢と、いうことで契約成立ね♪　これからよろしくね、敬人くん｣


｢こちらこそ、よろしくお願いします！｣



両家納得の上(私的には勉強させられるけど)にぃには家に住むことになった。