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となりのにぃに

第2章 ドキドキの生活

「やった、にぃに。 いつから家に来るの?」


「うーん、荷物はもうまとめてるから、俺はいつでも出られるんだけど」


「じゃあ、アンタもう明日から面倒見てもらったら? 家にいられても邪魔だし(笑)」


「母さん、ひでぇ!」


「とりあえず、この子の卒業までの期間のお金は長谷川さんに振り込むからね」


「どうもありがとう」



「な、なんか邪魔者にされてるみたいだし、明日から来ても良いですか?」


「もちろん、オッケーよ」


「ありがとうございます!」



「やったー!! にぃに、明日からよろしくねー!」



そう言って、私はにぃにに抱きついた。



「こーら、みりか。 みりかはもう昔みたいな小っちゃな子じゃないでしょ。 抱きつく癖は直しなさい」


にぃには茶化すように叱って、私の体を離した。


「ごめんなさい…」


何だろう? 何かモヤモヤする?

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