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となりのにぃに

第12章 敬人の異変

「なぁ? 今日の晩飯何か知ってるか?」


「え? まだ聞いてないから知らないよ? お腹空いたの?
おやつ位なら作れるよ? 」


「あ… いや… そうじゃねぇんだ。 悪いな」


「そう? なら良いけど…」



俺は慌てて部屋に向かった。




上手くいかねぇ…。




取り敢えず制服を着替えて、ベッドにうずくまって次の作戦を考えた。




「敬人ー、今って忙しい?」



みりかだ!!



「いや、別に。入れよ」



「ありがとー。算数のこれが分からないんだ。教えてー」




チャンスだ! みりかの方から話しかけてきた。




「あのね、ここの問題がわかんないだぁ」


「どれ? あぁ、これは先に通分すれば良いんだよ」


「うぇ、通分嫌い…」


「嫌いでもやるしかないだろ(笑)」




そう言って横について、問題を教えていった。



「できた! 敬人どう?」


「残念。最後に約分できるか確かめなきゃ。ほら、これ約分できるだろ? 」


「あぁ、本当だ。もう!」


解き直して、今度は正解した。

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