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となりのにぃに

第15章 みりかの成長

彼らが見えなくなって、人通りの多い広場に出たら



「みり、ごめん。 嫌だったよね…」



りのちゃんが申し訳なさそうに呟いた。



「!! 大丈夫だよ。 りのちゃんのおかげで素敵なペンダント買えたもん! また遊ぼうね!」



「ふははっ みり本当にいい子。ありがと、また遊ぼ。誘うからね!」


「うん!」



その後は自販機でジュースを買って飲んだり、広場のベンチで話したりした。



夕暮れ時になって、私たちは解散した。



「またねー、みり。明日学校で!」


「うん! またお出かけしようね!」




お互いに帰路について、セカセカ歩いて家についた。



「ただいまー」


「はい。おかえりー」



台所からママの声が聞こえた。



手を洗おうと洗面台に向かおうとしたら、敬人と鉢合った。



「あ… ただいま」


「………手洗ったら俺の部屋に来て」


「え? なんで?」


「いいから!」




訳がわからず従うことにした。

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