テキストサイズ

となりのにぃに

第3章 変な気持ち

振り返ると、美人な中学の制服を着た女の子が、にぃにに手を振っている。



「おー、中島。 おはよう」


「おはよっ、大森くん!」




にぃにの学校の人かぁ。 やっぱり中学生って、大人っぽいなぁ。



「あれ、この子、大森くんの妹?  一人っ子じゃなかったっけ?」



「あぁ、こいつは、幼馴染みだよ。 妹じゃねーよ」


「そうなんだ」



にぃにと中島さん?のやりとりを聞きながら、何故かモヤモヤした気持ちになった。 何でだろう…。



「おい、みりか。 校門通り過ぎてるぞ!」


「あ、ほんとだ。 じゃあ、行ってきます」


「あぁ、頑張れよ!」


「行ってらっしゃい」



にぃにと中島さんが片手を上げて、手を振る。


そして二人は、何か話しながら、中学へ向かって行く。



何でだろう? この感じ…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ