
となりのにぃに
第19章 中学1年、高校3年
「ただいまぁ」
「おっ、おかえり。クラスどうだった?」
リビングから顔を覗かせて、敬人が声をかけてくれた。
「普通かな。隣の席の男子がちょっとうるさいくらい」
「クラスに1人はいるよな。お調子者のヤツ 笑」
「敬人も今日学校行ってきたんだっけ?」
「あぁ、俺は教科書取りに行っただけで、すぐ帰ってきたけどな」
敬人は今年から高校3年生。高校生は3年になると、就職コース、進学コースになるらしいけど、敬人は進学コースらしい。
「敬人は大学行くんだよね?」
「ん、そのつもり」
洗面所で手を洗って、リビングに向かって話を続けた。
「じゃあ、受験生だね。勉強の邪魔しないように、私も1人で勉強できるように頑張るね」
「みりかは1人で大丈夫か若干不安だけど、ありがと 笑」
意地悪く敬人が笑う。
「なによ、もう! ところで、行きたい大学ってもう決まってるの?」
敬人の軽口はいつものことなので聞き流した。
「……………ゆっくり考えようかなとは思ってるよ」
「……そっか」
少し渋い顔をして、間を開けてから答えた敬人。
聞かれたくなかったのかな?
「ていうか、いつまで制服でいるんだよ? 着替えてこいよ」
俯いて考えている私に話しかけてきた敬人はいつも通りの表情に戻っていた。
気のせいだったのかな…?
「うん。着替えてくる」
若干気にはなったけど、深く突っ込んじゃいけない気がして私の疑問はそのままにした。
「おっ、おかえり。クラスどうだった?」
リビングから顔を覗かせて、敬人が声をかけてくれた。
「普通かな。隣の席の男子がちょっとうるさいくらい」
「クラスに1人はいるよな。お調子者のヤツ 笑」
「敬人も今日学校行ってきたんだっけ?」
「あぁ、俺は教科書取りに行っただけで、すぐ帰ってきたけどな」
敬人は今年から高校3年生。高校生は3年になると、就職コース、進学コースになるらしいけど、敬人は進学コースらしい。
「敬人は大学行くんだよね?」
「ん、そのつもり」
洗面所で手を洗って、リビングに向かって話を続けた。
「じゃあ、受験生だね。勉強の邪魔しないように、私も1人で勉強できるように頑張るね」
「みりかは1人で大丈夫か若干不安だけど、ありがと 笑」
意地悪く敬人が笑う。
「なによ、もう! ところで、行きたい大学ってもう決まってるの?」
敬人の軽口はいつものことなので聞き流した。
「……………ゆっくり考えようかなとは思ってるよ」
「……そっか」
少し渋い顔をして、間を開けてから答えた敬人。
聞かれたくなかったのかな?
「ていうか、いつまで制服でいるんだよ? 着替えてこいよ」
俯いて考えている私に話しかけてきた敬人はいつも通りの表情に戻っていた。
気のせいだったのかな…?
「うん。着替えてくる」
若干気にはなったけど、深く突っ込んじゃいけない気がして私の疑問はそのままにした。
