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となりのにぃに

第3章 変な気持ち

にぃには、ココアともう1つマグカップを持って、部屋へ来た。



「にぃにはコーヒーなんだね」



「お子ちゃまなみりかと違って大人だからな!」



「な!? 私だって、子供じゃないもん!!」




ハハハっと笑って、にぃには隣に来た。




「なぁ、学校で何があった? おばさん、心配してんぞ」



「わかんない、何が悲しいのかわかんないよ…」



「うーん、それは難しい問題だな。 とりあえず、今日何があったか言ってみろよ?」



「今日ね、苦手な算数の授業で発表できたの」



「すげーじゃん!! やっぱみりか頭良いよ!」



「違うの! それで友達が、にぃにに勉強教えて欲しいって言ったの。   …でも私嫌なんだんだ…」




絞り出すような声でようやく言えた。

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