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となりのにぃに

第6章 そして、新学期

並木くんって近所だったんだ。



「行こうぜ」


「うん!」




並木くんと二人、沢山の話をしながら、家まで向かった。




「…あ、ここ家」


「そっか、また明日な」


「うん、バイバイ」




並木くんの後ろ姿を見送った時、声をかけられた。



「みりかっ」



「あ、にぃに、早いね」 


「あぁ、バイトがあるからな。  …あいつは?」



「あいつ? 並木くんのこと? クラスメイトだよ? 家が近いから一緒に帰ってきたんだ」



「そうか…」

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