
となりのにぃに
第9章 すれ違い
登校中…
「お、長谷川!」
「…並木くん」
並木くんとは久々の会話だった。
「あれ? 元気ない?」
「私のにぃに知ってるでしょ? 怒らせたの」
「怒らせた!? 長谷川溺愛のアイツを!?」
「にぃにの友達のこと、しつこく言ったら怒鳴られたの。 どうしよう、並木くん…」
話しながらすっかり涙目になってしまった。
「わわわっ 長谷川、泣くな!」
「うぅ…」
「と、とにかく!アイツが長谷川を簡単に嫌いになる訳ないよ! ほら、兄弟喧嘩も必要だろ?」
「うん…」
「もし、マジで長谷川を嫌ってるなら、俺が大人気ないって説教しに行ってやるよ!」
必死に慰めてくれる並木くんのおかげで少し気が楽になった。
「ありがとう、並木くん。私、頑張ってみるね!」
「その意気だよ!」
「お、長谷川!」
「…並木くん」
並木くんとは久々の会話だった。
「あれ? 元気ない?」
「私のにぃに知ってるでしょ? 怒らせたの」
「怒らせた!? 長谷川溺愛のアイツを!?」
「にぃにの友達のこと、しつこく言ったら怒鳴られたの。 どうしよう、並木くん…」
話しながらすっかり涙目になってしまった。
「わわわっ 長谷川、泣くな!」
「うぅ…」
「と、とにかく!アイツが長谷川を簡単に嫌いになる訳ないよ! ほら、兄弟喧嘩も必要だろ?」
「うん…」
「もし、マジで長谷川を嫌ってるなら、俺が大人気ないって説教しに行ってやるよ!」
必死に慰めてくれる並木くんのおかげで少し気が楽になった。
「ありがとう、並木くん。私、頑張ってみるね!」
「その意気だよ!」
