テキストサイズ

天空のアルカディア

第2章 2人の出会い

◇の形をした大陸、ノース大陸には3つの国があった



大陸の東半分を領土とする、大陸一の軍事国家
バルト



大陸南西に位置する魔法大国
カナス





大陸北西に位置する広大な自然を有する国
エトルリア




(アルカディア)から5000年ヒトは争い続けていた



富を
土地を
地位を
金を


求めるものは様々だが、自らの欲望に従い争い続けていた





元々数百あった国々がたった3ヶ国だけとなる程に



平穏と戦争を繰り返し、なおもヒトは争う


現在、大陸は平和だった


100余年前の戦争で大陸に存在する国が3ヶ国だけになった時点で休戦協定が結ばれたからだ



理由は2つ


一つ、戦争には金とヒトを大量に消費する


3ヶ国には戦い続ける力は残されてなかった


もう一つ、例え強国(バルト)がどちらかに攻撃すれば、もう一方からガラ空きの領内に進軍される



ならば、同時攻撃?


残す2ヶ国も(バルト)には及ばないものの、5000年の戦いを生き抜いてきた国


中途半端な攻撃は自国の力を削ぐだけ



以上の理由から休戦するしかなかった



民衆は歓喜した


これで戦いは終わると



安心して生きられるのだと…




先の戦争から100余年



小さな火がくすぶり始めていた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ