天空のアルカディア
第2章 2人の出会い
エトルリア北部の森
エトルリアは広大な自然を有するが故に、森に集落があるのが普通だ(もちろん大きな街や首都はそんな事はないのだが)
国民の半数以上が森に住んでいる
しかし、北部の森(ライエ)には集落などない
(魔物)がはびこり、危険だからだ
(神)が創造したのではない
(アルカディア)喪失の理由、(魔族)が創造したのだ
争いを知らなかったヒトは(アルカディア)で平和に暮らしていた
だがある時、魔族が現れ、ヒトを誘惑した
(神族)が(魔族)を世界から払ったのだが、ヒト達は自分の欲望を満たす為、争い始めた
力はあれど、少数しかいない神族はヒトを抑えきれなかった
そうして理想郷(アルカディア)は終わった
(魔族)により生まれた(魔物)は今なお存在している
そんな危険な森を進む1人の青年がいた
肩より長い金髪、金色の瞳、端正な顔立ち、体格は細身だが、病的程ではない
黒いマントを羽織って森を進む
不意に歩みが止まった
「来たか…」
呟き、途端に風切り音と共に降ってくるそれは
体長5メートルはあるだろう龍だった
赤い鱗に包まれた蛇のように長い体、ヒトの肘から先ほどに長く、鋭利な爪と牙
青年は不敵に笑う
「久しぶりに手応えのある獲物だ」
マントから一振りの剣を抜き、構える
龍の咆哮は森を震わせた
エトルリアは広大な自然を有するが故に、森に集落があるのが普通だ(もちろん大きな街や首都はそんな事はないのだが)
国民の半数以上が森に住んでいる
しかし、北部の森(ライエ)には集落などない
(魔物)がはびこり、危険だからだ
(神)が創造したのではない
(アルカディア)喪失の理由、(魔族)が創造したのだ
争いを知らなかったヒトは(アルカディア)で平和に暮らしていた
だがある時、魔族が現れ、ヒトを誘惑した
(神族)が(魔族)を世界から払ったのだが、ヒト達は自分の欲望を満たす為、争い始めた
力はあれど、少数しかいない神族はヒトを抑えきれなかった
そうして理想郷(アルカディア)は終わった
(魔族)により生まれた(魔物)は今なお存在している
そんな危険な森を進む1人の青年がいた
肩より長い金髪、金色の瞳、端正な顔立ち、体格は細身だが、病的程ではない
黒いマントを羽織って森を進む
不意に歩みが止まった
「来たか…」
呟き、途端に風切り音と共に降ってくるそれは
体長5メートルはあるだろう龍だった
赤い鱗に包まれた蛇のように長い体、ヒトの肘から先ほどに長く、鋭利な爪と牙
青年は不敵に笑う
「久しぶりに手応えのある獲物だ」
マントから一振りの剣を抜き、構える
龍の咆哮は森を震わせた
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