天空のアルカディア
第5章 奪還
「ライって強力な味方が出来たのは良いけど、これからどうするの?」
ターナが至極当然の疑問をする
内ではクーデターが起こり、外では戦の準備
マリアの妹、アリスも反乱軍に捕らわれているという
更にいえば3万もの反乱軍がマリア達へと向かっているのだ
「まずはここから離れましょう、早ければ今日にも反乱軍がここに到着するでしょうから…」
マリアの言葉を聞いてライは
「逃げるだけでは追いつかれるでしょう…」
冷静にそう告げた
馬もないマリア達と軍では速度に差がありすぎる
「ならどうするの?」
「マリア様達はこのまま神殿に…結界を張っておきます」
「…ライさんはどうするのですか?」
「こちらから出向き、叩きます」
ライの言葉に唖然とする2人
今日だけで何度目の事だろうか
「相手は3万だよ?」
「問題ない」
「他に仲間がいるとか?」
「付近にはいないな」
「無理に決まってるじゃない!?」
ライはため息をつきながら答える
「俺は神族だ、自分で言うのもなんだがかなり高位の力を持っている」
「私も神族ですが、そんなに力を持っていませんけど…」
「それはマリア様が純潔の神族ではないからでしょう…それに3万全てを相手にする訳ではありませんから…」
「?…どういう事?」
「最初に大魔法で敵に大打撃を与える…その後、幻影魔法で幻の大軍を見せる」
「それから?」
「それで終わりだ」
「はぁ!?」
素っ頓狂な声をあげるターナ
一方、マリアは納得したように頷く
「反乱軍が混乱した中、正規軍がきたと思わせる…これなら…」
「流石マリア様、戦略にも長けているようですね」
感心したように誉めるライを見てターナがボソッと
「…急に敬語使ってるし」
「忠誠を誓った相手なら当然、お前がおかしいんだ」
「なんかいいました?」
「いや別に…」
マリアは苦笑いを浮かべる
ターナが至極当然の疑問をする
内ではクーデターが起こり、外では戦の準備
マリアの妹、アリスも反乱軍に捕らわれているという
更にいえば3万もの反乱軍がマリア達へと向かっているのだ
「まずはここから離れましょう、早ければ今日にも反乱軍がここに到着するでしょうから…」
マリアの言葉を聞いてライは
「逃げるだけでは追いつかれるでしょう…」
冷静にそう告げた
馬もないマリア達と軍では速度に差がありすぎる
「ならどうするの?」
「マリア様達はこのまま神殿に…結界を張っておきます」
「…ライさんはどうするのですか?」
「こちらから出向き、叩きます」
ライの言葉に唖然とする2人
今日だけで何度目の事だろうか
「相手は3万だよ?」
「問題ない」
「他に仲間がいるとか?」
「付近にはいないな」
「無理に決まってるじゃない!?」
ライはため息をつきながら答える
「俺は神族だ、自分で言うのもなんだがかなり高位の力を持っている」
「私も神族ですが、そんなに力を持っていませんけど…」
「それはマリア様が純潔の神族ではないからでしょう…それに3万全てを相手にする訳ではありませんから…」
「?…どういう事?」
「最初に大魔法で敵に大打撃を与える…その後、幻影魔法で幻の大軍を見せる」
「それから?」
「それで終わりだ」
「はぁ!?」
素っ頓狂な声をあげるターナ
一方、マリアは納得したように頷く
「反乱軍が混乱した中、正規軍がきたと思わせる…これなら…」
「流石マリア様、戦略にも長けているようですね」
感心したように誉めるライを見てターナがボソッと
「…急に敬語使ってるし」
「忠誠を誓った相手なら当然、お前がおかしいんだ」
「なんかいいました?」
「いや別に…」
マリアは苦笑いを浮かべる