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愛姉妹

第1章 結 × 彩


山崎 彩 [やまざき あや]―。

国民的アイドルグループ【BLC59】のメンバー…

そして…

私の姉である―。


学業と芸能活動の両立は、どれだけ大変なことなのか…

一般市民にして、中学2年生でしかない私には、想像もつかない…。


そんな私にできる事は…

少しでも、姉の癒やしになる事…。


私の名前は、山崎 結 [やまざき ゆい]。

山崎 彩の妹にして…

山崎 彩の恋人である―。


女同士…

それも、姉妹で恋人だなんて、おかしいと思うかもしれない…。

でも、仕方がない。

私は、姉が好きで好きでたまらないのだから…。

そして、姉も、私のことを愛してくれているのだから…。

たとえ姉妹でも、相思相愛なら…

それはもはや、恋人だろう―。



彩が休みの日…

結は、彩に呼び出された。

待ち合わせ場所に行くと、そこには、ヘンに派手な服を着て、サングラスをかけた女性がいた…。

彩だった…。

一応、まったく無名の芸能人ではないため、プライベートでの行動には、気を使わなければならないのだが…

しかし…

その、変装のセンスはどうか…?

いや、逆に、こんな奇抜な変装だからこそ、週刊誌の記者達の目もごまかせるのだろう…。


「お姉ちゃん…☆」
「結…☆」
と、彩と結は、手を繋いで、とある場所に向かう―。


彩と結が向かった場所―
それは、ラブホテルだった。

すでに、彩が部屋を押さえていたため、スムーズにチェックインが済んだ。


部屋に入るなり―

「結…♡」
「お姉ちゃん…♡」
と、キスをする。

そして、彩は素早く服を脱ぎ捨て、全裸になる。
最初から、下着は着用していなかった。

結も、着てきたピンク色のワンピースを脱ぎ、全裸になる。
結も、下着は着用してこなかった。

彩も結も、出会って何をするのか―

目的が明確だったから…

二人とも、下着は着用してこなかったのだ―。


「結…♡」
「お姉ちゃん…♡」

ベッドの上で、キスをする。

やはり、芸能人だけあって、姉は綺麗だ―。

こんな綺麗な姉を愛し、愛されるなんて、私は本当に幸せだ―。

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