愛姉妹
第1章 結 × 彩
山崎 彩 [やまざき あや]―。
国民的アイドルグループ【BLC59】のメンバー…
そして…
私の姉である―。
学業と芸能活動の両立は、どれだけ大変なことなのか…
一般市民にして、中学2年生でしかない私には、想像もつかない…。
そんな私にできる事は…
少しでも、姉の癒やしになる事…。
私の名前は、山崎 結 [やまざき ゆい]。
山崎 彩の妹にして…
山崎 彩の恋人である―。
女同士…
それも、姉妹で恋人だなんて、おかしいと思うかもしれない…。
でも、仕方がない。
私は、姉が好きで好きでたまらないのだから…。
そして、姉も、私のことを愛してくれているのだから…。
たとえ姉妹でも、相思相愛なら…
それはもはや、恋人だろう―。
◇
彩が休みの日…
結は、彩に呼び出された。
待ち合わせ場所に行くと、そこには、ヘンに派手な服を着て、サングラスをかけた女性がいた…。
彩だった…。
一応、まったく無名の芸能人ではないため、プライベートでの行動には、気を使わなければならないのだが…
しかし…
その、変装のセンスはどうか…?
いや、逆に、こんな奇抜な変装だからこそ、週刊誌の記者達の目もごまかせるのだろう…。
「お姉ちゃん…☆」
「結…☆」
と、彩と結は、手を繋いで、とある場所に向かう―。
彩と結が向かった場所―
それは、ラブホテルだった。
すでに、彩が部屋を押さえていたため、スムーズにチェックインが済んだ。
部屋に入るなり―
「結…♡」
「お姉ちゃん…♡」
と、キスをする。
そして、彩は素早く服を脱ぎ捨て、全裸になる。
最初から、下着は着用していなかった。
結も、着てきたピンク色のワンピースを脱ぎ、全裸になる。
結も、下着は着用してこなかった。
彩も結も、出会って何をするのか―
目的が明確だったから…
二人とも、下着は着用してこなかったのだ―。
「結…♡」
「お姉ちゃん…♡」
ベッドの上で、キスをする。
やはり、芸能人だけあって、姉は綺麗だ―。
こんな綺麗な姉を愛し、愛されるなんて、私は本当に幸せだ―。