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NOMAD メガロボクス2

第6章 ドスッ

浅黒い肌の男たちが3人ほど来てくれてジョーを一軒家のなかに運んでいった。暑い場所なせいかみんなドレッドヘアーだ。



「おいマーラ、この子たのむ」


そうヒョロいオヤジが浅黒い肌の女性に言い残すと道にいる仲間らしい人たちと



「バイクがまだ残ってるから軽トラで…」



と話してる。マーラというドレッドヘアーにカスタードクリーム色のターバンを頭に巻いてて白いタンクトップにジーンズ姿の女性は



「ったく…、ついといで」



とちょっとふてくされたらしく少女は女性のあとをついていくと白とブルーのまじった外壁がきれいな外観の一軒家に入る。



「あんたたち、あの情報屋のあたりから歩いたのかい?!」



マーラがそう言って少女の顔をのぞくといかにもしゅんとした様子で首をたてにふった。久しぶりの食事を出してもらいたいらげると


「〜〜…うん…」



とほかに選択肢はなかったしで気まずくてもそう言った。ジョーの様子も気になるがマーラは



「とりあえず風呂でもしといでよ」



少女は2日ほど着たきりなので汗くさいのかもしれない。マーラはしょうがないねえと言ったが風呂を貸してくれるようで脱衣室に少女を案内する。



「あんたの着替えおいとくからごゆっくりー」



そう少女に言い残してマーラはリビングに行った。



バスタブに入ると体もあたたまるしシャンプーとボディーソープで体の汚れを落とすといい香りもするしで気持ちがなごみさっぱりした。



風呂場を出ると洗濯機が作動する音が鳴ってる。棚を見ると着替えが置かれてる。たいていの女子なら1枚は持ってるカップ付きキャミソールとシームレスショーツに後ろがレースのチュニックと9分丈裾のデニムパンツだ。ほんの少しのあいだ着るのを迷ったが裸でいるわけにもいかず下着と服を着た。


リビングに行くとだれかが来て椅子に座ってマーラと話してる。



この街の人たちはみんな肌が浅黒くて熱帯の出身らしい。マッチョな男は少女に気づくと



「あっ、来たか…っておいおいあんたかよ!?」



マッチョはたまげたと言わんばかりの顔をした。



「えっ、そっちは……え〜?!」



思いがけず出くわして驚きあう2人。


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