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無人島行ってみた話

第4章 島探索

夕飯は豪勢にしようと、手分けして食材集めをすることに。

真由美さん、傘の骨を1本折ると、石で先をつぶしだした。

そして、岩にガリガリとこすり、先を尖らせていた。安藤は、山に行って仕掛けた罠を回収してこいと、真由美さんからの命令を受け、山に入っていった。

僕は岩場で、貝を集めたり、ペットボトルを使ったもんどりという魚を取る罠を仕掛けた。

ペットボトルの口から、5センチあたりをナイフで切り取り、底に、砕いた貝やカニを餌に入れ、重りの石も入れる。切り取ったペットボトルの口を逆さに押し込んで、海に沈める。

ペットボトルのサイズの関係で、そんな大きな獲物は狙えないが、そこそこの物は獲れる……はず。

僕がいた場所が、まだベースが見える位置だった。

桂木さんが、溜まった水をろ過するための材料を集めに出たから、そこには真由美さんしかいないわけよ。なにしてんだろ……て、見てみたら、ブラとベージュのおばちゃんパンツ姿で、シュノーケルつけて、傘の骨持って海に入っていくのよ。

え、え、えーーっ!?てなもんで。

トドのように泳いでいきはった。

あの人、すげぇわ。

楽しんでるわ。女を忘れてんじゃねえか?

こっちは、地道に貝集めてました。見てわかるような天然わかめもとれまして、これはなかなかのもんでしたよ。たしかね。

結局、もんどりには小さな魚三匹しか入らずで、これはもうリリースいたしました。

もちろん、ペットボトルはゴミとして回収いたしました。

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