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ありすちゃんのえっちな受難

第1章 進級



春。


始業式。
今日から高校二年生になる。



そして最悪な事に朝から電車で痴漢に遭ってパンツを切られて持って行かれてしまった。
ハサミで切られた時は他に何されるか怖くて動けなかったけどパンツだけ取られると痴漢はいなくなった。




クラスの変えの表で自分のクラスを確認。



周りでは同じクラスになれたとかみんな楽しそうにしていた。



私は友達はいないから…その輪にも入れない。



中学の時までは普通に友達もいた。
1年の時仲良くしてたグループのリーダー的存在の子の彼氏に無理矢理空き教室に連れ込まれて襲われそうになった事があって、それが私がその子の彼氏を寝取ろうとしたという事にされてから同じ学年の子達にハブられるようになった。


男子は関係なく話してくれるけど、男子と仲良くすればビッチとか言われて嫌がらせされるので出来るだけ誰とも関わらないように過ごすようになった。



新しいクラスでも目立たないようにしなくちゃ…



教室に着いて自分の席へと向かう。



「…うぉ、嘉山ありすじゃん…すげぇ可愛い…身体エロいな」

「胸デケェ…頼めばヤラせてくれるってマジかな?」


男子がヒソヒソと話してるのが聞こえる。



そんな事1回もした事ないのに…



自慢じゃないけど未だに彼氏が出来たことも無い。



友達がいなくても大好きな彼氏がいたら…楽しいだろうな。


お兄ちゃんと花ちゃん昔からラブラブでずっと羨ましかったし。


今は誰とも関わらないで過ごしてるから好きな人を作るのも難しいけど…

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