ありすちゃんのえっちな受難
第5章 彼女の家
本当に付き合ってるわけじゃないけど、ファーストキスをしてしまった事に全く後悔は無かった。
あんまり考えたくないけど涼君は中学の頃からモテてたからきっといっぱいキスした事あるんだろうな。
これから両想いになれるかわからないし、フリしてる間に恋人みたいな事出来るなら嬉しいもん…
涼君を見るとまた目が合ってキスをしてしまう。
キスに夢中になっていると、お風呂が沸き終わった音楽が鳴って私達は我に返ったように唇を離した。
「…あー……入ろうか」
「……うん」
涼君が浴槽に入って、私も涼君の隣りに座る。
「ふ…ありす、くっ付くの好き?」
「えっ?」
「浴槽広いのに隣りだからさ」
「そ、そうだよね…広いのにごめんね」
うぅ…キスだってえっちだってしたけど、私と涼君は付き合ってるフリなのにウザかったかも…
離れようとすると、涼君に腕を掴まれる。
「離れて欲しくて言ったわけじゃないから!ありすがくっ付くの好きっぽくて可愛いなと思って…嫌じゃなかったら俺の足の間来ない?」
「…行くっ」
すぐに涼君の足の間に座ると、涼君がぎゅうっと後ろから抱きしめてくれる。