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僕達の日常-血始し編-

第1章 〜プロローグ〜

「席近くだな、梶数多(かじあまた)だ
数多で良いよ、よろしく」

「如月俊樹、よろしくな」

「小野郁、よろしくね
僕達の事も、名前で良いよ」

初日に、2人も友達が出来た。

数多君も、気さくで良い人っぽいし良かった。

「数多は、どこから来たんだ?」

俊樹君は、僕に最初に話しかけてきた時と同じ質問を、数多君にも聞く。

「俺は、京橋から来たよ
郁と俊樹は?」

数多君は、京橋からなんだ。

「僕は、難波からだよ」

「俺は、新今宮からだぜー♪」

数多君の質問に答えた直後。

「あれ?」

なんか、廊下が少し騒がしい…。

「ん?」

「なんだ、あの人だかりは?」

俊樹君と数多君も、廊下の方を見る。

「何か、あったのかな…。」

「見に行ってみるか?」

「行って見ようぜー」

僕達は、廊下に出ると人だかりの方に向かった。

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