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僕達の日常-血始し編-

第1章 〜プロローグ〜

「良いから、さっさと出せやあぁあああ!」

「ッ…。」

片方の不良が、男子に殴りかかろうとする。

「あの、謝ってんだから許してあげてよ…。」

「郁!?」

「おい、郁!」

僕は、男子と不良達にの間に入り、不良達に対して注意した。

「あぁ?」

「なんだ、お前」

不良達は、男子から視線を僕に移す。

「ちょっとぶつかったくらいで、腕が折れるわけないじゃないか…。」

「んだと、コラァ!!」

「テメェ、さっきからうるせえんだよ!」

不良達が僕に殴りかかろうとしたけど、俊樹君と数多君が僕の前に立った。

「俊樹君、数多君」

「おい、もうこのへんで良いだろ」

「さもないと、痛い目に遭うぞ」

2人の忠告に、不良達の表情は怒りを露わにする。

「あぁ!?シバくぞオラァアアッ!」

先ずは、片方の不良が俊樹君に殴りかかる。

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