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僕達の日常-血始し編-

第1章 〜プロローグ〜

「正解、俊樹は空手だろ?」

俊樹君も、数多君の問いに頷く。

「さぁ、どうする?」

「これ以上、痛い目にあいたくないだろ?」

「チッ、もう行こうぜ」

「おう」

不良達は、僕達の横を通ってそのままE組の教室の方へ入って行った。

野次馬達は、俊樹君達に歓声を上げてから、自分達の教室に戻ったり、その場で雑談に戻った。

「2人共すごかったよ~
それに生のジークンドー、初めて見たよ」

「俺も初めて見たぞ」

僕も俊樹君も、興味津々で数多君を見た。

「小学生くらいから、父さんの兄で俺の叔父さんの影響で、ブルース・リーに興味持ち始めたんだよ」

「叔父さんの影響?」

てことは、数多君の叔父さんもジークンドー使うのか。

「叔父さんがブルース・リーのファンで、ブルース・リーとジークンドー関連の、DVDや書籍類をいっぱい持ってるんだ」

「へぇ~」

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