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人身供物の村娘

第5章 恐怖の後の朝

そして、何か続けて言おうとする前に口をふさがれてしまった。
「んむ・・・っ///」

閉じている唇を舌でなぞられて、くすぐったさから口を開いてしまえばそのまま黒狐の舌が入ってきて。
そして、そのまま菊理が酸欠になるまで舌を絡められていた。
クチュクチュと部屋に水音が響いているのが妙にリアルで。

「んむ・・・ぷは///」
黒狐の気が済むまで、口の中を遊ばれて
菊理の域は少し上がっていた。

「最後に聞く
交わるということは、こういったことをする。
もちろんそれ以上に恥ずかしくなるようなこともな。
それでも菊理、おぬしは我と交わりたいか?」

恥ずかしいこと、そう聞いて
菊理は顔が赤くなった。
しかし、答えはもう一つしかなかった。

「黒狐さま、私は大丈夫です。
だから、してください。」

わかった。
そういって黒狐は菊理を布団に組み敷いた。
そして、着物の腰ひもをほどき始めた。

いざ、覚悟を決めたとしても
やはり恥ずかしいものは恥ずかしいもので。
条件反射で黒狐の手に手を添えてしまった。

「今更やめれぬが、どうした?」
意地悪に聞いてくる、黒狐の顔は男性の情欲に満ちた顔で。
菊理は直視ができなかった。

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